2011年09月10日
猫背・胸椎辷り症について
サイドバーのお気に入りに八王子ファッション協議会関係のホームページや、このリラクゼーション体操の講習会を開いてくださっている各市のホームページを貼っています。
今 耳下腺癌のopeの後遺症で あまり積極的に参加できていないのですが ファッション協議会のフットサルチームに誘って頂き
娘や息子と共に混ぜて貰って運動させて頂いています。
そしてそんな中でひょんなことから 職業上の姿勢からくる 体の変形について、小耳にはさむことが有りました。
編み機や機織り機の(織機)の上に前かがみになって作業するので猫背になってしまう、辷り症を起こして辛いという内容です。
今になって きっとフットサルの活動も、単なる親睦と云うだけでなく、そんな同一姿勢から来るストレス発散や体を鍛えるという目的が有ってるんだろうなと想像しています。
そしてこのような同一姿勢による体の変形や、そこから派生する思ってもみなかった体の不調と云うのは 理学療法士として散々見てきたことでも有りました。 フットサルの端っこにちょっぴり参加させて頂いているだけなのですが、一緒にプレーしている以上大切な仲間です。
お話を伺った時には直接こんなふうにしてみては?と云うお話も致しましたが、きっと前かがみで行う仕事と云うのはかなり大勢の方がなさっているに違いないと思います。ですから、仲間からきっかけは貰ったのですが、そこから派生して周りの方々にもエクササイズの方法をお伝えしたいと思います。
まず、重い物を持ち上げたり移動させたりすれば腰を中心にして疲労や痛みが出ます。しかし、前かがみなだけで、特別に負荷をかけていないのなら痛みは出ないんじゃないの?と思われる方もいるかとと思います。
ところが同一姿勢でじっとしていなければならないとなると、それはとても大変な仕事なのです。 その姿勢を保持するための筋肉(この場合は背中に有る脊柱起立筋群の胸部から上)は疲労でまずは凝って来ます。 疲労を解消するために休息が必要なのはみなさん良くご存知ですので、出来るだけ休みます。しかしまた翌日同じところが凝ります。これを繰り返していると、筋肉が弱って来てしまうのです。
背中側の脊柱起立筋が弱ると、放っておいても前かがみの姿勢になります。更に同一姿勢が長いとか、休憩だけで効率よく筋力強化が出来なければ、前に落ちようとする上胸部を支えるのは脊柱の前を縦に走っている前縦靭帯と云う事になります。しかし靭帯では重さを支えられすこれも弱化して来てしまうのです。
こうやって何度真っ直ぐに体を起こしても常に前屈みと云う猫背になってしまうのです。この状態で重い物を持ったり、背中に乗せて運ぶ、もしくは体を捻じる姿勢で作業を続けるなどの負荷が加わると、辷り症が起こることも有り得ます。
辷り症と云うのは脊柱の一部がその下の椎骨の上から前下方に移動した亜脱臼の状態です。あまり強い痛みは出ないと聞きますが、しびれや、疲労感などの不快症状、これが長引けば慢性的な痛みになるだろうと予想されます。
元々の体質も有ると聞きますが、因果関係が有るので親子とも辷り症ですと云うのは聞いたことが有りません。
ただし、生活環境が同じとか、同じ内容の仕事しているとなると なりやすい因子が多くなるのは避けられません。
体質だから仕方がない、と方針決定しているのでなければ、トラクションと脊柱起立筋、体幹筋を鍛える穏やかな方法が有るので試してみてはいかがでしょうか? 整形外科などの牽引器を利用するとその度にお金が掛かり、しかもそれだけでは良くならなかったという話もよく聞きます。 牽引は関節周囲の軟部組織や筋肉のリラクゼーションを促します。しかしリラクゼーションだけでは単にたくさん休んだのとあまり変わりません。
そこで筋肉の力を鍛えることが重要になってくるのです。 疲れている筋肉をそのまま筋トレすれば余計に疲れます。これでは疲れる以前にやる気が起きません。 その為にバージャー氏体操とリラクゼーション体操で循環を上げて、筋肉の緊張を落とし、まず出来るだけ筋肉疲労を軽減するのです。
そしてそのまま引き続き筋トレに入って行きます。筋トレと云っても激しいことはしません。自力で負荷がかけられるのですが、これは取る姿勢で負荷をかけて行きます。 自力で100の負荷が変えられるのであれば、最初の内は20くらいから掛けるようにします。
この時に使う体操は、最初に2-2.バージャー氏体操 次にリラクゼーション体操として 2-3.十分な呼吸のための体操を使います。このリラクゼーション体操の中には首の牽引に近いものも含まれています。自分の手で頭を支えるか枕を持ち上げて行って下さい。 バージャー氏体操の動画は3月17日付の記事に貼って有ります。ダブルクリックして拡大し、両手も一緒にご覧ください
まず、必ずバージャー氏体操で循環を上げておきます。 これをはしょると 効果が殆どはっきり出て来ません。 またバージャー氏体操だけでも、上手くリラックスできません。 この二つは対になる体操と云うより、筋トレと云う目的を考えた時には単なる一連の準備体操でしかないのです。
このリラクゼーションは猫背や辷り症で胸から首にかけての筋肉がすでに短縮している可能性が有るので、こちらも無理に動かせば痛みを引き起こすために、どうしても必要なものなのです。短縮筋も硬く疲労しているという事実が有ります。
その後の筋トレについてはHP.自宅で行うリハビリのサイドバーのコンテンツ有料の各体操PDFをセルフメンテナンス体操の効果アップと時間短縮に使う の2.気持ち良くて、楽なエクササイズ2 前傾姿勢のリセット(今回は上胸部=猫背・辷り症) に詳しく説明しました。
このコンテンツには他にも腰痛対策や、下肢・足部の痛み、肩こりに使うPDFの紹介と解説を取り上げています。ぜひ参考にしてみて下さい。
今 耳下腺癌のopeの後遺症で あまり積極的に参加できていないのですが ファッション協議会のフットサルチームに誘って頂き
娘や息子と共に混ぜて貰って運動させて頂いています。
そしてそんな中でひょんなことから 職業上の姿勢からくる 体の変形について、小耳にはさむことが有りました。
編み機や機織り機の(織機)の上に前かがみになって作業するので猫背になってしまう、辷り症を起こして辛いという内容です。
今になって きっとフットサルの活動も、単なる親睦と云うだけでなく、そんな同一姿勢から来るストレス発散や体を鍛えるという目的が有ってるんだろうなと想像しています。
そしてこのような同一姿勢による体の変形や、そこから派生する思ってもみなかった体の不調と云うのは 理学療法士として散々見てきたことでも有りました。 フットサルの端っこにちょっぴり参加させて頂いているだけなのですが、一緒にプレーしている以上大切な仲間です。
お話を伺った時には直接こんなふうにしてみては?と云うお話も致しましたが、きっと前かがみで行う仕事と云うのはかなり大勢の方がなさっているに違いないと思います。ですから、仲間からきっかけは貰ったのですが、そこから派生して周りの方々にもエクササイズの方法をお伝えしたいと思います。
まず、重い物を持ち上げたり移動させたりすれば腰を中心にして疲労や痛みが出ます。しかし、前かがみなだけで、特別に負荷をかけていないのなら痛みは出ないんじゃないの?と思われる方もいるかとと思います。
ところが同一姿勢でじっとしていなければならないとなると、それはとても大変な仕事なのです。 その姿勢を保持するための筋肉(この場合は背中に有る脊柱起立筋群の胸部から上)は疲労でまずは凝って来ます。 疲労を解消するために休息が必要なのはみなさん良くご存知ですので、出来るだけ休みます。しかしまた翌日同じところが凝ります。これを繰り返していると、筋肉が弱って来てしまうのです。
背中側の脊柱起立筋が弱ると、放っておいても前かがみの姿勢になります。更に同一姿勢が長いとか、休憩だけで効率よく筋力強化が出来なければ、前に落ちようとする上胸部を支えるのは脊柱の前を縦に走っている前縦靭帯と云う事になります。しかし靭帯では重さを支えられすこれも弱化して来てしまうのです。
こうやって何度真っ直ぐに体を起こしても常に前屈みと云う猫背になってしまうのです。この状態で重い物を持ったり、背中に乗せて運ぶ、もしくは体を捻じる姿勢で作業を続けるなどの負荷が加わると、辷り症が起こることも有り得ます。
辷り症と云うのは脊柱の一部がその下の椎骨の上から前下方に移動した亜脱臼の状態です。あまり強い痛みは出ないと聞きますが、しびれや、疲労感などの不快症状、これが長引けば慢性的な痛みになるだろうと予想されます。
元々の体質も有ると聞きますが、因果関係が有るので親子とも辷り症ですと云うのは聞いたことが有りません。
ただし、生活環境が同じとか、同じ内容の仕事しているとなると なりやすい因子が多くなるのは避けられません。
体質だから仕方がない、と方針決定しているのでなければ、トラクションと脊柱起立筋、体幹筋を鍛える穏やかな方法が有るので試してみてはいかがでしょうか? 整形外科などの牽引器を利用するとその度にお金が掛かり、しかもそれだけでは良くならなかったという話もよく聞きます。 牽引は関節周囲の軟部組織や筋肉のリラクゼーションを促します。しかしリラクゼーションだけでは単にたくさん休んだのとあまり変わりません。
そこで筋肉の力を鍛えることが重要になってくるのです。 疲れている筋肉をそのまま筋トレすれば余計に疲れます。これでは疲れる以前にやる気が起きません。 その為にバージャー氏体操とリラクゼーション体操で循環を上げて、筋肉の緊張を落とし、まず出来るだけ筋肉疲労を軽減するのです。
そしてそのまま引き続き筋トレに入って行きます。筋トレと云っても激しいことはしません。自力で負荷がかけられるのですが、これは取る姿勢で負荷をかけて行きます。 自力で100の負荷が変えられるのであれば、最初の内は20くらいから掛けるようにします。
この時に使う体操は、最初に2-2.バージャー氏体操 次にリラクゼーション体操として 2-3.十分な呼吸のための体操を使います。このリラクゼーション体操の中には首の牽引に近いものも含まれています。自分の手で頭を支えるか枕を持ち上げて行って下さい。 バージャー氏体操の動画は3月17日付の記事に貼って有ります。ダブルクリックして拡大し、両手も一緒にご覧ください
まず、必ずバージャー氏体操で循環を上げておきます。 これをはしょると 効果が殆どはっきり出て来ません。 またバージャー氏体操だけでも、上手くリラックスできません。 この二つは対になる体操と云うより、筋トレと云う目的を考えた時には単なる一連の準備体操でしかないのです。
このリラクゼーションは猫背や辷り症で胸から首にかけての筋肉がすでに短縮している可能性が有るので、こちらも無理に動かせば痛みを引き起こすために、どうしても必要なものなのです。短縮筋も硬く疲労しているという事実が有ります。
その後の筋トレについてはHP.自宅で行うリハビリのサイドバーのコンテンツ有料の各体操PDFをセルフメンテナンス体操の効果アップと時間短縮に使う の2.気持ち良くて、楽なエクササイズ2 前傾姿勢のリセット(今回は上胸部=猫背・辷り症) に詳しく説明しました。
このコンテンツには他にも腰痛対策や、下肢・足部の痛み、肩こりに使うPDFの紹介と解説を取り上げています。ぜひ参考にしてみて下さい。
バージャー氏体操を行う時の楽な姿勢について
PT山田はどのように体操を使って来たか 続き
リラクゼーション技術は何に役立つのか?
バージャー氏体操・リラクゼーション体操について
バージャー氏体操やリラクゼーション体操をどう使ってきたか
見た目だけれど、若返り
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Posted by jitakuderihabiri at 17:09│Comments(0)
│一般の方の為のリハビリ体操
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