2010年11月05日
続きです
当初はこの提言用のメモ(訪問理由の事故や不調)は訪問勤務と並行して書き溜めていました。その後事故や家族内に不調者が有る等で、老人ホームや整形外科医院へと仕事は変わって行きましたが作業は続行しました。しかしこれらは、理学療法士協会を通して世の中に還元するつもりでしたので、殆どが専門用語でしたし、症例検討や、研究課題、地域スタッフとのコミュニケーションの事など多岐にわたる提言の羅列でしか有りませんでした。
そして、昨日の記事に書いたように最初に理学療法士協会に「事故への警告と啓蒙活動」についての提言をしてから4年目です。いくら何でも「緊急課題」ですと伝え、その直後に「真摯に受け止めました、今後も提言など協力を宜しくお願い致します」とお返事を頂いたのに、何の具体的な行動も出てこないのはおかしすぎると感じました。
勿論こちらも4年間何もしなかったのではなく、折を見ては窓口となるメールアドレスへ「対応を急いでほしい」と伝え続けました。しかしこの間には大きな保険行政の変化、多人数の新卒訓練士が輩出され始める、協会会長を始め協会人事の変更等が続きました。
協会からの対応が簡単ではないことは以上で十分に分かり、暫く間をおいて最終的には3年前に対応を促す事になりました。しかしその答えは「地域の問題は各支部宛にお願いします。本部はこの様な提言を今後も一切受け付けません」というものでした。事故や不調が地域の問題に留まらないことを認めないと云う事ですし、これでは協会の対応を期待するのは無理だと思いました。
この状況で協会にメモを預けても有効利用をすることは有り得ません。そこから、初めて私にはこの課題が自分自身に向けられた課題へと変わって行くのを感じたのです。これをどこにどの様に訴えれば、世間から共通の課題として認識して貰えるのか?
紆余曲折はありますが、その解決策の一つがホームページ「自宅で行うリハビリ」の運営と同時に対応策としてのPDFのダウンロード販売をすることです。ものすごく難しい作業でした。もともと専門用語で書いたメモの羅列であったものを、皆さんに理解して頂くために、普通の日本語にしなければなりません。
ここら辺はお分かりだと思いますが、専門用語は一種の略語でも有ります。例えば『骨粗鬆症による転倒骨折を原因としてロコモティブシンドロームを併発し、現在は介護度5で特養に入所中の女性です。この方は全介助での生活を…』。
これを普通の説明文にすると『老化により骨にスが入ったようになった為に、転んで簡単に骨折してしまいました。普通の手術ではなかなか骨の癒合が起こらず、その間は寝たきりでしたので栄養状態が低下し、心肺機能が落ち、自力で起き上がれない程全身の状態が悪化しました。この為にこの女性は介護度5という生活全部に介助が必要な状態で入院期限を過ぎてしまいました。しかし自宅ではこの女性の生活を支えるだけの力が有りません。そこで特別養護老人ホームという、自宅で介護生活を支える事の出来ない方の為の老人ホームに入所しました。このホームで看護師さん、介護士さんヘルパーさんによる全介助の生活を…』と云う様に書き換えるのです。
一年以上この作業を続けて来てとても疲れました。まず、ホームページに記事を書いても何の反応も有りません。今迄は人との係りの中で体を動かす仕事でしたが、この仕事で使うのは「ことば」だけ、慣れないので重労働でもあります。役に立っているのか?意味のないことをしているのでは無いか?収入のない事と、焦燥感も加わり髪がどんどん白くなって行きました。
そんな時に息子がアメブロを勧めてくれたのです。続いて、八王子創業塾のお世話をして下さった多摩信金のT氏にこの「たまりば」を…この略語の翻訳?も、コメントなどの応答がとても役に立っています。
そして支えて下さる皆様に、本当にお礼を申し上げたいと思います。
11月13日には夕方から創業塾の集まりが有ります。その後に日野の Cafe Bar H.O Bleuに行きま~す!ああ、ワクワク・ドキドキ
最近の写真から

そして、昨日の記事に書いたように最初に理学療法士協会に「事故への警告と啓蒙活動」についての提言をしてから4年目です。いくら何でも「緊急課題」ですと伝え、その直後に「真摯に受け止めました、今後も提言など協力を宜しくお願い致します」とお返事を頂いたのに、何の具体的な行動も出てこないのはおかしすぎると感じました。
勿論こちらも4年間何もしなかったのではなく、折を見ては窓口となるメールアドレスへ「対応を急いでほしい」と伝え続けました。しかしこの間には大きな保険行政の変化、多人数の新卒訓練士が輩出され始める、協会会長を始め協会人事の変更等が続きました。
協会からの対応が簡単ではないことは以上で十分に分かり、暫く間をおいて最終的には3年前に対応を促す事になりました。しかしその答えは「地域の問題は各支部宛にお願いします。本部はこの様な提言を今後も一切受け付けません」というものでした。事故や不調が地域の問題に留まらないことを認めないと云う事ですし、これでは協会の対応を期待するのは無理だと思いました。
この状況で協会にメモを預けても有効利用をすることは有り得ません。そこから、初めて私にはこの課題が自分自身に向けられた課題へと変わって行くのを感じたのです。これをどこにどの様に訴えれば、世間から共通の課題として認識して貰えるのか?
紆余曲折はありますが、その解決策の一つがホームページ「自宅で行うリハビリ」の運営と同時に対応策としてのPDFのダウンロード販売をすることです。ものすごく難しい作業でした。もともと専門用語で書いたメモの羅列であったものを、皆さんに理解して頂くために、普通の日本語にしなければなりません。
ここら辺はお分かりだと思いますが、専門用語は一種の略語でも有ります。例えば『骨粗鬆症による転倒骨折を原因としてロコモティブシンドロームを併発し、現在は介護度5で特養に入所中の女性です。この方は全介助での生活を…』。
これを普通の説明文にすると『老化により骨にスが入ったようになった為に、転んで簡単に骨折してしまいました。普通の手術ではなかなか骨の癒合が起こらず、その間は寝たきりでしたので栄養状態が低下し、心肺機能が落ち、自力で起き上がれない程全身の状態が悪化しました。この為にこの女性は介護度5という生活全部に介助が必要な状態で入院期限を過ぎてしまいました。しかし自宅ではこの女性の生活を支えるだけの力が有りません。そこで特別養護老人ホームという、自宅で介護生活を支える事の出来ない方の為の老人ホームに入所しました。このホームで看護師さん、介護士さんヘルパーさんによる全介助の生活を…』と云う様に書き換えるのです。
一年以上この作業を続けて来てとても疲れました。まず、ホームページに記事を書いても何の反応も有りません。今迄は人との係りの中で体を動かす仕事でしたが、この仕事で使うのは「ことば」だけ、慣れないので重労働でもあります。役に立っているのか?意味のないことをしているのでは無いか?収入のない事と、焦燥感も加わり髪がどんどん白くなって行きました。
そんな時に息子がアメブロを勧めてくれたのです。続いて、八王子創業塾のお世話をして下さった多摩信金のT氏にこの「たまりば」を…この略語の翻訳?も、コメントなどの応答がとても役に立っています。
そして支えて下さる皆様に、本当にお礼を申し上げたいと思います。
11月13日には夕方から創業塾の集まりが有ります。その後に日野の Cafe Bar H.O Bleuに行きま~す!ああ、ワクワク・ドキドキ
最近の写真から
Posted by jitakuderihabiri at 20:07│Comments(0)
│リハビリの練習